「Musubi-Tie(むすびたい)」は、伝統と祝の場を結ぶセミオーダーのボウタイです。自分仕様にオーダーメイドしたもののことを「あつらえ品」と言います。「Musubi-Tie」もご注文をいただいてから唯一無二の素材を使い、一点一点作っています。祝いの場にしっくりと寄り添えるように、関係者一同、真剣勝負で作るあつらえ品です。「Musubi-Tie」があつらえるのは“もの”だけではありません。
素材となるのは、大阪の注染(ちゅうせん)職人が作る、手染めのにじみとゆらぎの風合いが魅力的な手ぬぐいです。
注染という伝統的な技法には多くの工程があり、ひとつとして同じものはできません。そのため、規格外として販路にはのらなくなってしまうものも多いそうです。それが原因で、過去多くの注染工場がつぶれてしまいました。
にじむほどに美しく、世界でたったひとつの風合いになる。販路にのらず、倉庫の隅で時を待っていたその愛らしい素材たち。注染の伝統を失ってはならないと立ち上がった注染職人集団の「にじゆら」さんよりご提供いただき、「Musubi-Tie」に使用しています。
PRe Nipponからは、職人技術を継承するための「いにしえ職人基金」を立ち上げ、職人育成のための寄付を行っています。
縫製を担うのは、東京都荒川区にある福祉施設「荒川ひまわり第2」さんで働く障がいのある人たち。
PRe Nipponのクリエイターが施設職員と連携して技術指導を行い、縫製確認、検針といった厳しい検品体制の中でていねいに製作しています。
障がいのある人が確かな縫製技能を身につけることで、できる業務の幅が広がり仕事も増えます。福祉施設とのパートナーシップで製作する「Musubi-Tie」を通じて、障がい者の自立へも一歩、共に歩みたいと考えています。いずれは彼らが手本となり、全国の福祉施設に縫製技術を普及していくことを目指しています。
ボウタイは結婚式や卒園式など、祝いの場で活躍するドレスコードです。身に纏うことで気持ちも晴れやかになるようなボウタイを作りたい。「Musubi-Tie」は、伝統を継承すること、障がいのある人の仕事をつくること、祝いの場で使っていただくことを通じて生まれる幸福そのものでありたいと思っています。
思わずにっこり自慢したくなってしまうような世界でひとつのあつらえ品、ロゴを押した箱に入れて、大切にお届けします。
緩衝材には、「ゲラメモ」でおなじみの書籍のゲラ(校正紙)を使用しています。
製作協力:切敷 祥子(19th metit)
定価:4,968円(税込)/ 縦7cm×横11cm、首回り47cm(最長)
定価:4,212円(税込)/ 縦6cm×横8cm、首回り37cm(最長)
ご購入前に下記につきまして必ずご確認をお願いいたします。