岩手県遠野市にある遠野まごころネットは、地域産業の復興と振興のため、東日本大震災の被災地で多方面に渡るボランティア活動を続けている特定非営利活動法人です。
その活動の一つとして、障がいのある方々を支援する福祉施設、まごころ就労支援センター 釜石を運営しています。
今回、「ゲラメモ」の妹として新たに誕生した「ゲラメモmini」は、まごころ就労支援センターで働く障がいのある方々が1冊1冊手づくりしています。
PRe Nipponメンバーが、遠野から東へ山間を抜けた釜石市の高台にあるまごころ就労支援センターを訪ねたのは、まだ雪深い2014年1月下旬のこと。
利用者さん、職員さんがあたたかく迎え入れてくださり、一緒に大きなストーブを囲みながら和製本の制作練習を開始しました。
「ゲラメモmini」は、一般的な和製本(A4~A5サイズ)より一回り小さいA6サイズ。ハンディーで使いやすさを重視した反面、作り手にとっては一つひとつの行程が細かく難易度が高いのです。
そのため双方向で意見交換を重ね、仕様の変更や調整、改善、改良を繰り返しながら試作を進めました。
利用者さんもそれぞれのペースで自主的に練習してくださり、3回目に釜石を訪れた6月頃には、全ての行程をスムーズにこなせるようになっていました。
「ゲラメモ」に続き、新たなパートナーを得て完成した「ゲラメモ mini」。
少しでも多くの方に使っていただき、被災地に暮らす人々の仕事を起こしていくために、釜石のみなさんと共創しながら進んでいきたいと思います。
遠野まごころネットホームページ
ゲラメモ mini 商品紹介